山本朔士 油彩画 「冬木立の大山」F8号 鳥取県 米子  
作品タイトル 「冬木立の大山」F8号 平成5年作額 慨寸60.8×53.3cm。画 慨寸45.5cm×37.9cm。キャンバス右下に画家サイン、キャンバス裏に画家による・画題・署名・年記あり。真筆保証いたします。 絵の状態は概ね良好です。付属品は金色額のみ。画像に映したものがすべてですです。額裏に紐なし。額は評価に入れておりません。
伊谷賢蔵に師事した作家で、行動展での受賞はあるものの、中央に出ることなく、ほとんどを地元で作品を発表したために、あまり知られることがなくて本当に残念な思いですが、作風は日本の油画の伝統を思わせる、重厚でしっかりとした構成で、言うならば武士の潔さで、今でも多くのファンに愛されています。主に地元で後進の指導にあたり、多くの画家を育てたことでも知られています。描かれているのは郷土の伯耆大山の風景です。中腹より上は雪景色で冬の大山です。
山本朔士（やまもと・さくし）１９１７～２０００大正６年に米子市に生まれる。立命館大学卒、戦時中、中国で創作活動を始め、１９４９年、行動美術展に初入選、T賞、京展賞などを受賞、その後、仕事のかたわら制作を続け、７３年、行動美術協会会員（審査委員）となる。８０年には、自宅に私設美術館を開設。９５年、インターアート創立１５周年記念賞、世界文化功労賞を受賞し、翌年には国際芸術文化賞を受賞。