1516年、スペイン国王カルロス1世＆女王フアナのエスクード金貨（Gold Escudo）です。
カルロス1世は、ハプスブルク家の帝位継承者であるフィリップ美公を父に、カスティーリャ女王（兼スペイン王女）のフアナを母としてスペイン領ベルギーで生まれました。
1516年に、母方の祖父であるスペイン国王フェルディナンド2世が亡くなると、母であるスペイン王女フアナとの共同統治の形でスペイン王位を継承し、更にその3年度に父方の祖父である神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世が亡くなると、オーストリア・ハプスブルク家のカール5世としても帝位を継承しました。その結果、ヨーロッパの大部分を統治したカルロス1世/カール5世は、その後に続くハプスブルク帝国の祖となった大帝として君臨しました。
本金貨は、カルロス1世/カール5世が、スペイン領で母フアナ女王と共同で発行した金貨であり、エスクード（盾）の名称のとおり、スペイン王家の紋章盾図が描かれたデザインが特徴です。希少な共同統治時代の金貨であり、NS64の完全未使用等級ですので、普通にはちょっと手に入らない珍しい一品です！

【鑑定と保障】当金貨は世界最大手の貨幣鑑定会社であるアメリカNGC社によって本物である事とMS64（※）である事が保証されております。NGC鑑定番号：6324292-007
（※）MS64：Mint State（製造されたそのままの状態を保つ未使用品。）Average or better strike with several obvious marks or hairlines and other miniscule imperfections.（圧印による裏・表の模様の鮮明さは標準的あるいは標準よりもはっきりと刻銘である。3点～5点の目に見える傷または髪のような細い線状の傷あるいは非常に小さい欠点がある。）
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