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powered by auction-labo.com 千姫事件 坂崎出羽守所用？宇喜多家紋の鎧 江戸時代 戦国時代


奈良県からの預かり品です。
節句の時などに飾られていたそうです。

宇喜多秀家が用いた家紋「児」の蒔絵が施されたカブトが付属する一領です。
この紋は関ヶ原合戦図屏風の宇喜多旗印でも確認することができますが、
鎧の雰囲気からいうとそのような時代はなさそうです。

しかし大坂夏の陣にて千姫を救出し、のち柳生宗矩の説得から切腹し有名となった坂崎出羽守が一時宇喜多を名乗っていました。
宇喜多秀家の紋を使っていたかは不明ですが、可能性がないとは言えません。
となるとこの兜の時代とぎりぎり合いそうです。
実際、この紋が蒔絵された兜はそう目にかかりません。
坂崎家は断絶しますが、一応系統を嗣ぐ家としては２家程残ったようです。
また柳生宗矩とも仲が良かったようです。

元々入っていたというひつはボロボロになっていていつの間にか処分されていたと言うのが惜しまれますが、
色々考え合わせていくだけでも、この一領は面白いものかもしれません。
大坂城から千姫を救出した時の記念のカブトなのか、色々と想像が膨らみます。

草摺り、佩楯以外磁石に反応がありました。よろしくお願いいたします。

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