「夢を買いませんか」と囁かれて２１６万で買ってしまった屋久島の土地８０坪。登記簿上の地目は「山林」ですが、現況は萱の類がぼうぼう生い茂る平坦草地です。樹木伐採費用（普通なら１本伐採・撤去に十数万）や、平坦地に整地する費用や、土地家屋調査士による調査費用など、相当の額が投じられておりますが、昨今は普通の住宅地並のインフラ（上下水道・電気ガス・通信回線）が整っていないと別荘地として人気がないとのことで、バブル崩壊後は半値以下で取引されております。埋め込み式の汚水地下浸透処理槽の導入と自家発電でよいというワイルド志向の方か、所有しているだけでよいという方、地元民との交流には無関心で静かなところがよいという方にしか興味を持ってもらえないと思いますが、屋久島空港から車で５分、最寄バス停から３５０Ｍ、釣りポイントの海まで３００Ｍという立地で、近隣の開発も進み、水道・電気を延設する距離が縮まりつつあるという好条件も揃っております。統合合併後の屋久島町役場もそう遠くはないところに移転してきております。開発に関与した現地不動産業者（本社・東京麹町）の販売価格はここに提示した額の４～５倍以上ですが、屋久島町役場の土地評価額は安く、固定資産税もかかりません。「低額譲渡」に相当するか否か、ちょっと難しいところですが、現地の司法書士さんに手続きを依頼すれば５万円程度で処理できると思います。それ以外に、所有権を移転してしまった後にお金がかかる理由は今のところ見当りません。だれかに譲渡しても贈与税すらかからない捨て値で如何でしょうか。屋久島の司法書士さん（島内に３名）に登記移転手続きを委任する代金（５万円程度）と登記用の住民票の発行手数料（２～３百円）は買主負担となります。私方から、捺印済みの登記申請書と捺印済みの土地売買契約書（登記原因証明情報）をお渡ししますので、買主捺印のうえ住民票を添えて司法書士さんに郵送していただきます。更に、私方から印鑑証明書（発行から３か月以内）と権利書を買主指定の司法書士に郵送いたします。