1993年のAyre社のデビュー作のパワーアンプです。出世作と言われています。
低音楽器をダイナミックに再現し、無帰還ならではの鮮度感の高さ、音離れの良い爽快なサウンドを聞かせてくれます。

当機は以下の修理・点検をしています。
・出力トランジスタ(MOSFET) 2回路の交換：交換に際してデバイスのペアリングを行っています。この点の関連をこちらのブログで述べています(http://totalcapsule.jugem.jp/?eid=4)。
・バイアス調整、オフセット調整を行っています。左右チャンネルとも、実施済です。
・最終出力段のヒューズの新品交換を左右チャンネルとも行っています。指定の即断ヒューズを用いています。
・基板上のアルミ電解コンデンサの容量チェック：低下は見られませんでした。
・部品交換後に、家庭ユースの10W程度の抵抗負荷をつないで、インターバルを挟みつつの24時間のランニング試験を行っています。低周波から高周波まで含まれた活性化信号を用いています。問題はありませんでした。
その他、内外のクリーニング、コネクタのクリーニングを行っています。

[取外しの部品]
俊敏な立ち上がりでライブ感たっぷりに音楽を聞かせてくれます。打楽器の迫力や、ギター、ピアノなどの微妙なニュアンスもよく伝えてくれます。音楽家の熱意を感じさせてくれるアンプと言ってよいのではないでしょうか。
当機種ではトップパネルの裏側に回路図が印刷されています。フルバランス無帰還アンプの実現解として回路エンジニアの教材にも良いかもしれません。
Ayre V-3
入力 ：Balaced/Unbalanced(切換え) x2CH
出力 ：100W(8Ω)/200W(4Ω) x2CH
外形寸法(W×H×D)/重量：460×140×360mm / 25kg
電源 ：AC100V、50Hz/60Hz
出展内容 ：V-3 本体、電源コード(手持ちのもの)、オーナーズ・マニュアル(英語版)、 [即決価格での落札の場合のみ]出展者オリジナルのRCAライン・ケーブル(0.75m)

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外観は、部分的なヒートシンクの曲がりや塗装の補修、フロントパネルの側面部の薄傷の補修等がありますが、目立つものではありませんので、美品と言ってよいと思います。

当機種のスピーカーケーブル接続端子は大変丈夫なものですが、扱いにくいことはご承知おきください。電線を挟みこんで手で絞めただけでは直ぐに緩んでしまいます。必ず11mmのレンチを用意してしっかりしめてください。なお、バナナプラグも勘合しますが、ストロークが浅すぎますので、非対応と思ってください。また、オーナーズ・マニュアルに書かれている通り、スピーカー出力もバランス出力(フローティング)ですので、マイナス出力を別のアンプの出力と共締めするようなことは行わないでください(スピーカー切り替え機を使うなと書かれています)。 ♪ ♪ ♪
当出展品は電子機器の技術者がオシロスコープやオーディオアナライザーなどの測定器を傍らに置いて修理・リフレッシュを行いました。丁寧に作業いたしましたが、万一、お届け直後、動かない様であれば、返品等を受け付けます。また、今後の使用において故障等の際は、ご連絡いただければ、予備のトランジスタも所有していますのでお役に立てると思います(有償とはなりますが)。

送料はヤマト宅急便の160サイズで見てください。
なお、即決価格で落札いただいた場合は、常時ヤフオク出品中の出展者オリジナルのRCAライン・ケーブル 0.75m(ペア)(https://page.auctions..co.jp/jp/auction/t1050134487)をお付けします。


[本体と付属品(RCAライン・ケーブルは即決の場合のみお付けします)]

xkcrx ・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・