私が物心ついた時にはすでにケースの中で、フランス人形と一緒に仲良く飾られていました。 (フランス人形も後日出品予定) 昭和３年生まれの母のものです。 「けうゑや」さんが昭和初期に閉店されたとのことなので、最後の頃のお人形かと思いましたが、このたび検品のために(私は)初めて着物を脱がせましたが、着物はオリジナルではありませんでした。 明らかに素人手によるもの…おそらく着物は祖母の作り、襦袢は幼い子供の縫い目のようなので、幼少の母が縫ったのでしょう。 なので、お人形自体はもっと以前…おそらく大正時代のものではないかと考えます。 着物は全体的に虫食いが激しく、襦袢も上半身の丈しかなく、腰巻きはただの赤い端切れなので、 「お人形本体のみの値段」とさせていただきます。 着物はオンボロですが、裸でお嫁に出すわけにはまいりませんので、そのまま着せて発送いたします。ご容赦くださいませ。 襦袢と腰巻きは洗濯いたしました。着物と帯は虫干しいたしました。 綺麗な着物を着せていただくことが叶いますならば、元の着物一式はご遠慮なく廃棄してください！ お人形自体は、100年近く経っているわりにはキレイなのではないでしょうか？ けうゑやさんのものだけあって、お顔もたいへん可愛らしく品があります。 出来れば持ち続けたいところですが、ただいま本気の断捨離中にて、どなたかキレイな着物を誂えて愛でてくださる方に委ねたいと思います。 《不具合》写真でご確認ください ◎お顔の額にシミ ◎背中のヒビ ◎指先の剥げ ◎足のくすみ汚れ ◎肩と腕をつなぐ布は劣化で破れ　ています。左腕は重みでさらに　破れて落ちてはいけないので、　ガーゼで腕を吊り上げるように　してあります(写真９) ◎髪の毛は少々抜けてまいります　が、たっぷりあります！ 市松人形がお好きな方 お着物を新調してくださる方100年の時を越えてまだまだ引き継いでくださる方… 何卒宜しくお願い申し上げます！ お値引きはご勘弁くださいませ。